「エシカル原料をもっと身近に」
を合言葉に事業運営をしてきた私たち。事業の主役は生産者である農家さんと、お客様への販売を担って下さるパートナー企業さんである、という想いから、自分たちはあまり表に出ず、黒子に徹しようと決めてきました。
だから、普段の営業は毎日テレアポ、お手紙、足で企業さま回り、と実に地味で地道な活動の積み重ねだったのです。
そんな私たちのもとに舞い込んできたのが「展示会に出てみませんか?」というお誘いでした。
はじめての展示会はコロナまっただ中!
地道な活動を通じて、少しずつパートナー企業さんを増やしてはいたものの、もっと早く、もっと多くの企業様に出会う方法はないものか…と感じていた私は、展示会という新しい挑戦に打って出ることにしました。
が、そこへ突然のコロナ。
開催はのびにのびて、結局9月にようやく開催されることに。
大規模な展示会は軒並み中止となっている中、ようやく開催される展示会。お客様は来てくれないんじゃないか。そもそもこんな状況の中、出展しても良いのだろうか…。迷いと不安だらけでした。
そんなとき、背中を押してくれたのが、パートナー企業さんたち。
卸業をメインとするため“自分たちの商品”というものをもたない私たちは、パートナー企業さんたちに、商品を一緒に展示しませんか?とお誘いしていました。
「はじめての展示会だし、コロナ中なんで、宣伝にならないかもしれないんですけど…」という弱気な言葉とともに。
それにこたえて、続々と到着する商品サンプル。
そのどれにも、あたたかいメッセージがついていました。
「誘ってくれてありがとう!一緒に頑張ろう」
「少しでも力になれたら、と思うから、広報しておくね!」
応援してるぞ!という気持ちが全力で届いてくる、あたたかなメッセージの数々に、思わず泣きそうになりました。
私たちは、こんなにも素敵なパートナーに恵まれている。この輪を全力で広げていくため、展示会、絶対成功させるぞ!と。
まさかの大盛況!広がるエシカル原料の輪
ドキドキしながらはじまった展示会当日。
パートナー企業さんからいただいた商品もしっかり展示して。あとはお客さまの来場を待つばかり。
すると、私たちのブースに集まる、たくさんのお客さま。
まさかの光景に、みんなで思わず顔を見合わせる私たち。
あとはもう、無我夢中で。
農家さんたちが、どんなに一生懸命にハーブをつくってくれているか、それをアレンジしてくださったパートナー企業さんの商品がどんなに素晴らしい出来なのか。
私たちと一緒につくれば、最高のオリジナルハーブティーづくりなることを話して、話して、話しまくる。
多くのお客さまが、試飲のたんぽぽコーヒーのおいしさにびっくりし、ミャンマーの話に耳を傾けてくださって。
エシカルなもの、つくり手の顔が見えるもの、SDGsに貢献できるもの。
そんな商品を探してるお客さまの多さに、改めて自分たちの存在意義を感じた時間となりました。
そして、この展示会出展で、さっそくとある企業さまとオリジナルハーブティーづくりを進めさせていただくことになりました。とっても素敵なその企業さまとのお話は、また次回に。